UUUM創設者はヒカキン?鎌田和樹との出会いや設立の裏側・現在の役職を徹底解剖
日本におけるYouTuberシーンの頂点に君臨し続けるHIKAKIN(ヒカキン)氏。その圧倒的な影響力から、国内最大手のインフルエンサープロダクションである「UUUM(ウーム)」について、「ヒカキンが一人で立ち上げた会社なのでは?」と認識している読者も少なくありません。
しかし、登記上の歴史や企業統治の実態を紐解くと、そこにはビジネスプロデューサーである鎌田和樹氏との運命的な出会い、そしてクリエイターと経営陣が二人三脚で築き上げた緻密な戦略が存在します。フリークアウト・ホールディングスによる買収・TOBを経て非公開化を果たした現在の経営体制や資本関係まで、2026年時点の最新データと一次情報をもとにその全貌を徹底検証します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:UUUMの登記上の創業者は元光通信の鎌田和樹氏であり、HIKAKIN氏は共同創業者格の「ファウンダー 最高顧問」として参画した。
- 要点2:前身企業「ON SALE株式会社」の設立からYouTuber特化型エージェンシーへのピボットを経て、2017年に東証マザーズ(現グロース)上場を達成した。
- 要点3:フリークアウト傘下への移行と非公開化を経た現在も、HIKAKIN氏は最高顧問として企業価値の根幹を支え続けている。
【真相解明】UUUM創設者はヒカキンなのか?鎌田和樹との出会いと設立経緯
結論から述べると、UUUMの「創業者(代表として法人を設立した人物)」は鎌田和樹氏であり、HIKAKIN氏は設立当初から中核として関わった「ファウンダー(共同創業者)かつ最高顧問」という立ち位置が正確な定義となります。
会社の原点は、2013年6月に鎌田氏が設立した「ON SALE株式会社」に遡ります。元々、大手通信営業会社・光通信で実績を上げていた鎌田氏は、新規事業の立ち上げや起業を模索する中で、黎明期だったYouTube市場とHIKAKIN氏の存在に着目しました。
当時の報道各社の取材や鎌田氏の著書によると、二人の出会いは2013年、共通の知人を介した会食の場でした。当時、すでにトップ動画投稿者として知名度を広げていたHIKAKIN氏でしたが、企業からの出演オファーやファンレターの処理、動画制作以外の煩雑な事務作業をすべて一人で抱え込み、疲弊していた時期でもありました。
「クリエイターが動画制作のみに没頭できる環境を作りたい」というHIKAKIN氏の切実な課題感と、「個人がメディア化する時代に不可欠なマネジメントインフラを提供する」という鎌田氏のビジネス構想が完全に合致。ON SALE株式会社はEC事業からクリエイターマネジメントへと舵を切り、2014年に商号を「UUUM株式会社」へと変更しました。社名は、日常の感嘆詞である「うーむ」と考え抜く姿勢から生まれたと公式資料に記録されています。

YouTuber事務所立ち上げの舞台裏|深夜のファミレスから始まった歴史的転換
日本にまだ「YouTuberプロダクション」という概念すらなかった2013年当時、個人クリエイターの社会的信用は決して高いものではありませんでした。企業案件を獲得しようにも法人格がないため契約書の締結すら難航し、権利関係のトラブルも頻発していたのが実情です。
当時の特番インタビューや手記において、HIKAKIN氏は次のように振り返っています。
「動画を作りたいのに、毎日のように届く問い合わせメールの返信や契約の確認に追われ、寝る間もなかった。鎌田さんと出会い、ビジネスの盾になってくれたことで、初めて表現者としての未来が開けた」
鎌田氏が営業・総務・法務といった企業統治の基盤を担い、HIKAKIN氏が所属クリエイター第1号として業界の旗振り役を務める。さらに、はじめしゃちょー氏や佐々木あさひ氏ら黎明期のトッププレイヤーが次々と合流したことで、UUUMは急速に業界標準のエージェンシーへと急成長を遂げました。
この「営業・経営のプロ」と「トップクリエイター」の完全な役割分担こそが、他の追随を許さないスピードで市場を独占できた最大の勝因でした。
【データ比較】UUUMの資本構造・役職・株式保有比率の推移
設立から東証上場、そして親会社による買収・非公開化に至るまでの資本構成とHIKAKIN氏の立ち位置を客観的データで比較します。
| 項目 | 詳細・数値データ | 一般的な基準・相場 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| 創業者・設立年月日 | 鎌田和樹(2013年6月設立) | 単独創業または共同創業 | 事業構想・登記は鎌田氏主導だが、実質的な共同創業体制。 |
| HIKAKINの役職変遷 | ファウンダー 最高顧問(設立当初〜現在) | 所属タレント / 社外取締役 | 取締役などの業務執行役員には就かず、最高顧問として象徴的役割に特化。 |
| 上場時の株式保有比率 | 約10〜15%前後(資産数十億円規模) | 初期貢献者で1〜5%程度 | 創業者である鎌田氏に次ぐ大株主として、莫大な上場益と発言力を保有。 |
| 上場経歴 | 2017年8月 東証マザーズ上場 (後にグロース市場へ移行) | 創業から上場まで5〜10年 | 創業からわずか約4年での超スピード上場。インフルエンサーエコノミーの信頼を確立。 |
| 資本関係の再編(TOB) | フリークアウト・HDによる買収・非公開化 | 独立維持または同業M&A | 広告テクノロジー大手傘下に入ることで、事業モデルの抜本的再構築へ移行。 |

フリークアウトによる買収・TOBと非公開化|親会社交代で激変した事業構造
2017年に東証マザーズへ上場し、時価総額1,000億円規模にまで達したUUUMでしたが、2020年代に入ると動画プラットフォームの多様化(TikTokやYouTubeショートの台頭)や所属クリエイターの独立が相次ぎ、マネタイズ構造の転換を迫られました。
そうした中で下された決断が、アドテクノロジー大手フリークアウト・ホールディングスによるTOB(株式公開買付け)の受け入れでした。
この買収により、UUUMはフリークアウトの連結子会社となり、株式の上場廃止(非公開化)手続きを進めました。創業者である鎌田和樹氏も代表権を後任に譲り、会長就任を経て新たな事業へと歩みを進めるなど、創業第1章の体制に区切りが打たれました。
一方で、HIKAKIN氏は体制移行後も「ファウンダー 最高顧問」の肩書を維持。単なる一所属タレントにとどまらず、ブランドの象徴・アドバイザーとして経営陣と強固なパイプを保っています。上場企業としての短期的な四半期決算のプレッシャーから解放されたことで、現在は自社IP(みそきん等)の開発や次世代クリエイター育成など、中長期的なプロジェクトに注力できる環境が整っています。
一般に知られていない盲点とネットの誤解
ネット掲示板やSNSでは、UUUMとHIKAKIN氏に関して長年語り継がれているいくつかの誤解があります。
誤解1:ヒカキンが会社を経営し、役員報酬を受け取っていた?
HIKAKIN氏は会社の「取締役」などの業務執行役員に就任したことはありません。したがって、役員としての経営責任や法令上の義務を負う立場ではなく、役員報酬という形ではなく主に「クリエイターとしての広告分配・マネジメント契約」「最高顧問としての報酬」「株主としての配当や株式価値」によって多大な経済的利益を得ていました。経営実務から距離を置いたことで、炎上リスクや経営責任によるブランド毀損を巧みに回避し、クリエイター活動に集中し続けることができたのです。
誤解2:創業者・鎌田氏との不仲で会社が売却された?
一部のゴシップで囁かれたような経営陣とトップクリエイターの不和説は、実態とは異なります。鎌田氏とHIKAKIN氏は、黎明期から互いのプロフェッショナリズムを尊重し合う関係を維持していました。フリークアウトによる買収は、アドテク基盤との融合による事業再生とグローバル展開を狙った純粋な資本政策の判断であり、10年以上にわたる強固な信頼関係が崩れたわけではありません。

【実態検証】利用者の生の声と現場目線で見えたリアル
UUUMが切り拓いたYouTuberマネジメントモデルは、クリエイター界隈にどのような恩恵と課題をもたらしたのでしょうか。SNSやコミュニティで語られる現場の声を検証します。
「UUUMがあったからこそ、YouTuberという職業が子どもたちの憧れの的になり、銀行口座の開設や住宅ローンの審査が通るようになった」(中堅動画クリエイター)
「20%のマージン(マネジメント手数料)が高いと批判されがちだったが、著作権管理やイベント運営、企業案件の単価交渉など、初期にUUUMが作った業界標準の恩恵を全員が受けている」(エンタメ業界関係者)
一方で、市場が成熟するにつれて「専属事務所に所属せずとも個人でエージェントを雇える時代」へとシフトしたことも事実です。UUUMはその変化を見据え、一律のマネジメントから、グッズ開発やブランドプロデュースを軸とする総合コンテンツ企業へと脱皮を図っています。
【プロの結論】クリエイタービジネスにおける「分業と共依存」の構造的教訓
UUUMとHIKAKIN氏の歩みは、現代のクリエイターエコノミーにおいて極めて示唆に富むケーススタディです。
タレントやクリエイターが自ら会社を設立して経営まで背負い込もうとすると、創作活動の時間が奪われ、結果としてコンテンツの質が低下するリスクを孕みます。一方で、経営を完全に他者へ丸投げすれば、搾取や権利のトラブルに巻き込まれかねません。
鎌田氏というビジネスの専門家が「防波堤」となり、HIKAKIN氏が「表現」の純度を極限まで保ちながらファウンダーとして資本を握る――この「心理的バウンダリー(境界線)」を保ったパートナーシップこそが、日本最強のインフルエンサーブランドを育て上げた本質的な勝因でした。
【事務所所属が向いているクリエイター】
・タイアップ案件の契約や法務トラブル対応をプロに一任し、動画編集・企画のみに集中したい人
・大規模なオフラインイベントや公式グッズ展開を低リスクで実現したい人
【個人独立・エージェント契約が向いているクリエイター】
・すでに専属スタッフや顧問弁護士を自前で抱え、手数料コストを最小限に抑えたい人
・自らの裁量のみで迅速に新規ビジネスを展開したい人
【uuum 創設 者 ヒカキン】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:UUUMの本当の創立者は誰ですか?
A1:登記上の会社創立者は元代表取締役の鎌田和樹氏です。2013年6月に「ON SALE株式会社」として設立され、その後HIKAKIN氏をファウンダー(共同創業者格)最高顧問として迎え入れ、UUUM株式会社へと発展しました。
Q2:ヒカキンは現在もUUUMに所属していますか?
A2:はい、現在も所属クリエイターとして活動を続けるとともに、「ファウンダー 最高顧問」の役職を務めています。
Q3:UUUMがフリークアウトに買収された後、ヒカキンの株はどうなりましたか?
A3:フリークアウト・ホールディングスによるTOB(株式公開買付け)および非公開化の過程で資本構成は再編されましたが、HIKAKIN氏は依然として重要関係者であり、事業協力体制を継続しています。
Q4:ヒカキンはUUUMから役員報酬をもらっていたのですか?
A4:取締役などの会社法上の役員には就任していないため、役員報酬ではなく、動画広告収入の分配、企業案件のマネジメントフィー相殺後のギャランティ、最高顧問としての報酬などから利益を得る構造となっていました。
まとめ:UUUMとヒカキンが切り拓いた歴史と次世代クリエイターの針路
「UUUMの創設者はヒカキンなのか?」という問いの正確な答えは、「ビジネスを興した創業者・鎌田和樹氏と、ブランドの核となったファウンダー・HIKAKIN氏の共同作業によって生まれた」となります。
一人の青年が深夜に自室で始めた動画投稿は、信頼できるビジネスパートナーとの出会いを経て、東証上場を果たす一大産業へと結実しました。親会社の変更や非公開化を経た現在も、そのパイオニアスピリットは日本のクリエイターエコノミーの礎として燦然と輝き続けています。 (出典: uuum 創設 者 ヒカキン(Yahoo!ニュース))